衆議院文部科学委員会で質問。「文化観光推進法案」
昨日、新型コロナウィルスの感染者が急増し感染爆発の重大局面という見方から、東京都の小池知事は、今週末は不要不急の外出を自粛すべきと発表しました。先週末は春の陽気で、全国的に外出する方も多くあったと感じます。まだまだ予断を許さない、拡大傾向にある感染者という見方ですし、感染経路のわからない患者も増加しています。東京都のみならず十分に警戒をしていただきたいと思います。
3/24文部科学委員会で質問いたしました。
内容は、「文化観光拠点施設を中核とした地域における文化観光の推進に関する法律案」。冒頭、専門家会議が分析する新型コロナウィルスの感染傾向について質問しました。イベント等についてはまだ自粛要請があるにもかかわらず、学校再開に向けたガイドラインを文部科学大臣が発表とのことで、本当に大丈夫なのかと質しました。子どもたちの安全安心を守るために、再開に向けてはもう少し慎重になるべきだと考えます。
文化観光推進法案については、日本の観光振興と、ゴールデンルート以外の観光地をしっかり予算面でサポートし、活性化することは大いに賛成です。しかしながら、この法案は東京オリパラを契機に日本の観光地を活性化させようというもの。東京オリパラは一昨日時点で延期の方向で進みつつありました。また、観光地はコロナウィルスが原因で、各地で入込客数が減少し、経済が停滞している状況です。今、早々にこの審議というよりは、学校現場のコロナ対策をしっかりやっていくべきでは、と申し上げました。
しかしながらこの法案は、海の京都の拠点の1つに、日本遺産に認定されている創業300年の歴史『丹後ちりめん回廊』、京都府無形文化財指定の800年の伝統『黒谷和紙』など、京都北部には、観光に繋がる地場産業や、天橋立、丹後ジオパークなど豊富な観光資源があり、この法案を生かして海の京都DMOを中心に、さらなる発展の可能性を探るのには、ピッタリであると考えます。
3/23には、黒谷和紙工芸の里にもお邪魔し、林理事長、山城専務理事とたくさん意見交換させて頂きました。
本日の衆議院本会議で全会一致で可決されました。また、昨日の京都新聞に質問の内容が掲載されました。ご笑覧ください^_^