新元号が決まりました。
4月1日、新元号が発表され、「令和」に決まりましたが、令和には、人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つという意味が込められているそうです。『万葉集』の「初春の令月にして 気淑く風和ぎ 梅は鏡前の粉を披き 蘭は珮後の香を薫らす」という一節から取られたものだそうです。
新元号が、中国の漢詩等からではなく、日本に現存する最古の和歌集である「万葉集」から引用されたことは、日本古来の文化を見直し、次世代に繋げることの一助になることと思います。
新しい時代の幕開けです。私は昭和に生まれ、平成元年に成人式を迎え、平成の終わりと令和のスタートは50歳で迎えます。今後、多様な生き方の中、希望が持て、一人一人の個性が発揮できる時代にしていけたらと思います。
私は書道では和様を稽古してますが、万葉集の詩歌から書道の詩文を探します。普段から万葉集を手に取っているだけに、とても嬉しく感じました。王羲之字典から「令和」の字調べをしてみました。久々に書に向き合いたくなりました。